
2025年6月1日
【+ONE スクール】6月7月8月テーマ
U-9📕
「ボールフィーリングと状況判断」
サッカーにおける「ボールフィーリング」と「状況判断」は、選手の技術的・戦術的な成長において非常に重要な要素です。まず、ボールフィーリングは、4月、5月に引き続き取り組んでいきます。ボールを足元で自在に扱う感覚を指し、リフティングやドリブル、足裏でのコントロールなどを通じて養われます。この感覚が身につくことで、試合中でも落ち着いてボールを扱い、正確なプレーが可能になります。特にプレッシャーのかかる場面では、ボールフィーリングの有無がプレーの質を大きく左右します。
一方、状況判断は、試合中に周囲の状況を素早く把握し、最適な選択を行う能力です。たとえば、パスを出すべきか、ドリブルで仕掛けるべきか、あるいはボールをキープすべきかといった判断を瞬時に行う必要があります。この力を高めるには、視野を広く持ち、常に周囲を観察する「スキャン」の習慣を身につけることが重要です。
この二つの能力は相互に関係しており、ボールを自在に扱える技術があることで、状況に応じた判断をスムーズに実行できます。逆に、的確な判断力があることで、技術を最大限に活かすことができます。両方をバランスよく鍛えることが、実戦でのパフォーマンス向上に直結します。
U-12 build-up📘
「広い視野によるプレーの選択」
サッカーにおいて広い視野を持つことで相手がどこにいるのか、味方がどこにいるのかを把握でき、それによってパスやドリブル、シュートといったプレーの選択をすることができる。広い視野を持つためには、ボールを持っていない時間(オフザボール)に周りを見る、ボールを持っている時間(オンザボール)に周りを見ることが大切になってきます。例えば、オフザボールでは、パスをもらう前に首を振る。オンザボールでは、顔を上げてドリブル行うなどが重要となってきます。周りを見ることで4•5月の目標であるプレーの連動性がより上達します。
周りを見ずにプレーを行うと攻撃時では、相手に囲まれてボールを奪われたり、ゴール前での駆け引きができずに得点に繋げることができません。守備時では、背後の相手の位置を把握できずにパスを繋げられ失点したり、キーパーの視界を妨害し失点に繋がることがあります。
4月、5月よりもドリブル、パスの精度の技術が上達しているのでもう1段階レベルを上げ視野を広げるために普段の練習から顔を上げてドリブルすることやパスを受ける前に首を振るなどを意識して行いましょう。
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「連携と攻守の切り替え」
4〜5月は「個人技術とポジショニング」をテーマに、ボールを持った時の技術(ドリブル・パス・シュート・ボールキープ)だけでなく、ボールを持っていない時にどこに立つべきか、どう動くべきかというポジショニングの基礎理解に重点を置いて取り組んできました。特に、1対1や2対1の場面で正しい立ち位置やタイミングを考える練習を多く行い、個のスキルをより効果的に発揮するための「位置取りの大切さ」を理解していきました。
この基礎をもとに、6〜8月はプレーの視野をさらに広げ、仲間との連携と、攻守の切り替えに取り組んでいきます。目的は、「止まって判断する」から「動きながら考え、仲間と関わる」プレーへとレベルアップさせることです。連携の面では、2人・3人のグループでの関係性を深め、数的優位を活かした攻撃の組み立てを学びます。具体的には、サポートの距離・角度、パス&ゴー、ワンツーなど、味方と関わることでチャンスを作る動きをトレーニングしていきます。ここでは、4〜5月に学んだ「どこにポジションを取るか」「どの技術を使うか」の判断が重要になります。
また、攻守の切り替えにも重点を置きます。試合では、ボールを失ったり奪ったりした瞬間が最もチャンスにもピンチにもなりやすい場面です。ボールを失ったときに素早く守備に切り替えたり、逆に奪ったときに一気に前進するという意識づけを、ミニゲームや実戦形式の中で身につけていきます。6〜8月は「個人技術とポジショニング」で育んだ土台をチームプレーの中で活かすために、より試合に近い状況で「考えて動く」「仲間とつながる」プレーを目指していきます。
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「状況判断、ポジショニング」
4月-5月は「パスandコントロール」をテーマにサッカー選手の基礎基本の部分にこだわってトレーニングしました。
6月-8月では、前回テーマをより実践に繋げるために、次のプレーに繋げるための判断能力、ポジショニングを徹底的に意識して取り組んでいきます。
サッカーの試合において、次のプレーを頭にイメージすることはとても重要な事です。トラップしてから次のプレーを考えていては、相手ディフェンダーの早いプレスにより、ボールロストする危険があります。常に、次のプレーを頭でイメージしながら適切なポジショニングをとり良い選択をすることで、スピード感が早い試合展開においても、ボールをゴールへと配球することができます。
また、高校生がスクールコーチを務める当スクールでは、高校生の高い強度、早いスピード感を体感できます。その強度、スピード感を肌で感じながら、より良い判断ができるようになりましょう。




